イギリス生まれの名車|ロールスロイス・ジャガー・アストンマーチン

現在、厳密にいえばイギリス車はありません。

 

どの自動車メーカーも業績悪化により、他国の自動車メーカーに買収されたり、資本家によって買い取られたりして、本拠地こそイギリス国内にありますが、お金の出どころはすべてイギリス以外の国からとなっているのです。

 

その旧イギリス車の中で一番メジャーな車といえばブリティッシュモーターコーポレーション、BMCがつくったMINIでしょう。

 

MINIは現在BMWの子会社となり、本拠地もドイツに移しているのでドイツ車となっていますが、昔はイギリスのの伝統的な大衆車としてイギリス国内で生産されていました。

 

この車の特徴は非常に小さいこと、日本人でも身長が大きかったり、少しふくよかだったりする方が乗るとかなり厳しい状態になるのですが、このボディに日本人より体の大きなイギリス人が乗っていたのが信じられないくらい小さなものでした。

 

エンジンも当初は848ccという小さなもので、まさに日本の軽自動車のような車といってもいいでしょう。

 

BMCで生産されていた時期は1959年から2000年まで、41年間にわたって大きなモデルチェンジもせずにずっと販売されていました。

 

日本の中古車市場にもかなりたくさんのMINIがありますので、今でも比較的購入しやすいと思われます。

 

年式にもよりますが一般的に中古車販売店に出回っているものであれば、下は40万円程度から350万円までとかなりひらきがありますが、高いものは特別仕様車とか限定モデルといったものだけで、普通のBMCミニでよければ200万円まで見積もっておけば、より取り見取りでしょう。

続きを読む≫ 2015/09/03 15:18:03

現在はインド車となってしまったランドローバーですが、イギリス人からは今でもイギリスの車として扱われているらしいです。

 

ランドローバーは第二次世界大戦が終わってからその後の軍用車両を自国で賄うことを目的として作られた自動車メーカーでインド企業の子会社となった今でもイギリスの政府や王室などから大事にされています。

 

ちょっと前にもこういった話がありました。

 

2012年に日本でも発売されたランドローバー・レンジローバーイヴォークですが、実はこの車、開発までは順調にいっていたのですが、いざ実際に生産となった段階で、資金不足となりすぐに生産に取り掛かることができなかったのです。

 

そこで登場したのがイギリス政府、他国の支配下にある自動車メーカーでありながらいまだにイギリスの車だと思っているようで、レンジローバーイヴォークを生産するにあたり、多額の助成金を払ったというのです。

 

本来であれば他国の自動車メーカーに助成金を出すということはしないのですが、純粋なイギリスの自動車メーカーを持っていないイギリス政府は、ランドローバーが作る車にかなりの思い入れがあるようです。

 

車一台を作るために助成金を出すのであれば、ランドローバーだけでも政府が買い取って純粋なイギリス車とすればいいと思うのですが、イギリスも財政が苦しいようでなかなかそこまではいかないようです。

 

それにしても政府にしても市民にしてもランドローバーやジャガー、ロールスロイスなどをまだイギリスの車として扱っているようですが、そろそろ気が付いてもいいような気がします。

続きを読む≫ 2015/06/17 15:14:17

日本においても中国製品の質の悪さや納期の遅れなどが大問題となっており、最近では期限切れの肉を使った加工食品や床に落ちたものを再度生産ラインに入れて作られた食品などが問題視されていますが、中国ほど人件費が安くて、そこそこ生産量を稼ぐことができる国はありません。

 

それによって日本だけでなく世界か国から中国に工場などをつくってそこでものを作るということが盛んにおこなわれており、中国の経済成長を助ける形になっています。

 

しかし、自動車産業においてはいまだにかなり遅れた状態となっており、安全性も疑問が残ることから発展途上国以外に輸出されることが少なくなっています。

 

技術はなくてもお金はあるという中国が次に考えたのは、自分のところで作らなくても有名な企業ごと買い取ってしまえということでした。

 

それの餌食となったのがMGローバーという自動車メーカーです。

 

MGローバーはモーリスガレージというイギリスの自動車メーカーとして作られ、その後何度も車名や親会社が変更され、最近までドイツのBMW傘下の子会社として機能していたのですが、あまりにも商品力が弱いため天下のBMWでも手こずり、最終的には中国の南京汽車に買取られ、更に南京汽車が上海汽車の子会社となったために、上海汽車傘下の自動車メーカーとなったのです。

 

今でもミゼットやミゼットベースの派生車種が販売されています。

 

しかし、車を売るときのうたい文句に「ブリティッシュ」や「英国の伝統」などイギリスを強くイメージさせることがたくさん使われているのですが、ふたを開けてみれば某ファストフードチェーン店が販売するチキンナゲットと同じ、中国産なのです。

 

開発や設計などはイギリス人の手によって行われているので安心なのですが、一部の車種は中国で中国人の手によって生産されているのでちょっと不安が残ります。

続きを読む≫ 2015/02/04 21:52:04

スポーツモデルといえば、イタリアの車のようにいかにもスポーツカーらしいデザインに大排気量のハイパワーエンジンを搭載するという車をイメージしますが、イギリスに本拠地を置くロータスはもう一つのスポーツモデルの形であるライトウェイトスポーツモデルを作ることによって名声を上げた自動車メーカーです。

 

ロータスは現在、マレーシアのプロトンの子会社となっており、純粋なイギリス車ではありませんが、それでもイギリスのクラフトマンシップを持つイギリス生まれの自動車メーカーとして機能しています。

 

自動車メーカーといっても現在のロータスは基本的な設計や開発、実際の生産などしか行っておらず、自動車の心臓部であるエンジンの開発は行っておりません。

 

主力モデルとなっているエリーゼやエヴォーラ、エキシージにおいてもボディなどはロータスのオリジナルですが、エンジンはトヨタのエンジンや一部ローバーのエンジンが使われています。

 

エヴォーラには、トヨタのアルファードやエスティマなどのミニバンに使われているエンジンが採用されていますし、エリーゼはステーションワゴンであるアベンシスと同じエンジン、エキシージは、過去にカローラやセリカに搭載されたエンジンが搭載されているのです。

 

どれもそのまま使っているわけではなくロータスならではチューニングや過給機を追加するなどを行っているのです。

 

このことからもロータスがエンジンパワーによる走りより軽量ボディによる軽快な走りを重視していることがわかると思います。

 

現にエリーゼSは220psのエンジンにわずか950kgという軽量ボディを持っているため、4.3ps/kgという非常に優れたパワーウェイトレシオを持っている車で、直線でズバッと抜き去るのではなく、コーナーリング中にもたもたしている重量級スポーツモデルをかわしていくような車に仕上げられているのです。

 

高速性能が発揮できない日本においては500psもあるフェラーリよりわずか220psしか持たないロータスの車の方が速く走れますし、運転もしやすいのではないかと思います。

続きを読む≫ 2014/10/07 15:00:07

日本はあまりモータースポーツが盛んな国ではなく、逆に乱暴な運転をすることという悪いイメージを持たれることが多いのですが、それでも一時期テレビ局が異常なまでに取り上げたことによって、フォーミュラー1いわゆるF1がはやった時代がありました。

 

その時にアラン・プロストやアイルトン・セナなど有名なF1ドライバーが乗っていたのがマクラーレンというマシンでした。

 

マクラーレンは元F1ドライバーのブルース・マクラーレンによって設立されたレーシングチームで、F1のみならずサーキットでのいろいろなレースに参戦してきました。

 

その優れた自動車づくりが認められ、各自動車メーカーからチューニングカーの制作を依頼されるようにサーキット以外でのステージにもマクラーレンの技術が使われるようになりました。

 

そして1990年に独自のスーパースポーツモデルを作るマクラーレン・オートモーティブという自動車開発会社を設立し、少量生産でその車を販売するに至りました。

 

ほとんどのものがモータースポーツ専用モデルとして作られていたのですが、中には公道を走ることができるモデルも存在します。

 

有名なのがメルセデス・ベンツから発売された「メルセデス・ベンツ SLRマクラーレン」です。

 

この車は完全専用設計によって作られた車で、カーボンを多用したモノコックボディにFRレイアウトでAMGが手掛けた5.4リッターV型8気筒スーパーチャージャーエンジンを搭載、そのパワーは標準モデルで626ps、722エディションで650psというまさにレーシングマシンといっていいほどのハイパワーを持つ車となっていました。

 

デザイン的にもメルセデス・ベンツの要素をうまく取り入れ、特徴的なバタフライドアが印象的な車です。

 

この車は2004年10から2009年5月まで日本でも販売されており、その時の新車販売価格は5985万円だったそうです。

 

日本の中古車市場にも少ないですが流通しており、安くても2800万円、高いもので3000万円を超えるものもあるそうです。

 

中古車といえば安く買えるのが当たり前ですが、もともとの価格がとてつもないものを持っているので、中古車でもローンを組んでも買えません。

続きを読む≫ 2014/10/07 15:00:07

イギリスの秘密諜報部員として有名な007のジェームス・ボンド、もちろん架空の人物ですが、この007の映画には、ほとんどの場合、ジェームス・ボンド専用にボンドカーというものが登場します。

 

初代となった「ドクター・ノー」では、イギリスのサンビーム・アルパインなるスポーツモデルがボンドカーとして使われ、それ以降のトヨタ2000GTやBMW、ロータスエスプリなど世界各国の優れた車が使われてきました。

 

「007 ドクター・ノオ」から23作目の「007 スカイフォール」までのボンドカーを見るとやはりイギリスが舞台となっている映画らしくイギリス車が多く登場しています。

 

その中でも一番多く使われているのが、アストンマーチンで、ボンドカーがメジャーになったのも3作品目の「007 ゴールドフィンガー」に使われたアストンマーチンのDB5という車が採用されたからなのです。

 

この車は、1963年から1965年という非常に短い間だけ作られていた2シータースポーツモデルで4リッター直列6気筒DOHCエンジンを搭載した車で、最大で314psを発生させていました。

 

映画のようにナンバープレートが変わったり、オイルが噴出したりする機能は付けらえていませんが、当時でかなりのハイパワースポーツモデルとして有名でした。

 

この車は今ではボンドカーとして、またはヒストリックカーとして非常に高い価値を持っており、販売台数も少ないことから通常で買おうとすると3000万円は最低でも用意する必要があり、状態の良いものであれば1億になるのが確実となっています。

 

何しろ博物館クラスのお宝ですからそれなりに覚悟は必要でしょう。

 

ちなみにアストンマーチンがボンドカーとして作ったモデルがオークションに出品されたときに価格は5億円越えだったそうです。

 

一般庶民には関係ない話でした。

続きを読む≫ 2014/09/25 09:07:25

ロールスロイスの一つの伝統となっているものにコーチラインというものがあります。

 

車のサイドのちょうどドアミラーの高さのあたりに入れられるラインのことで、ロールスロイスのほとんどの車にそのラインが入れられているのです。

 

通常、こういったアクセントになるラインなどはステッカーであったり、ロボットアームによって描かれたりするのですが、ロールスロイスではこのコーチラインを手書きで入れているそうです。

 

殆ど手作りに近いような生産ラインから上がってきた車の最終工程に至る前に一度、コーチラインを入れる千四の部屋に車が運ばれてきます。

 

そこではこのコーチラインを入れるだけの職人がいて、その車に筆一本でラインを入れていくのです。

 

パソコンのペイント系グラフィックソフトでフリーハンドで直線を引くのも難しいのに、微妙なアンジュレーションを持った5000万円もする車のボディに手描きでまっすぐなラインを入れるのは並大抵なことではありません。

 

一応マスキングテープなどをつかって下書きをするそうなのですが、実際に塗料を使ってラインを描くときはマスキングテープをはがして、下書きのラインに沿って手で描いていくそうなのです。

 

それが例えば1メートルぐらいのラインを引くのであればちょっと慣れればできそうですが、全長6メートルもある車のサイドに途切れなくまっすぐなラインを入れるのはまさに神業です。

 

当然、ボディはすでに塗装済みなので、失敗した時にシンナーなど消して書き直しなどということはできず、一発勝負となります。

 

この職人さんはたった一人ですべてのラインを引いているそうで、一代でだいたい3時間から4時間ほどかかるそうです。

 

こういったこだわった細かい作業があるから車両価格が高くなるのだと納得しました。

続きを読む≫ 2014/09/19 13:48:19

ランドローバーが作る4WDモデルは、世界的に見てもクロスカントリー4WDモデルのお手本として扱われるほど、非常に優れた悪路走破性と高級乗用車として扱ってもいいようなインテリアを持っている車ですが、ここ最近少しずつ変わってきてしまい、いいお手本ではなくなってきました。

 

ランドローバーが作る車の代表的なモデルがレンジローバーというモデルで、純イギリス車であった時代の1970年から作られています。

 

この車は、優れた悪路走破性とラグジュアリー感を併せ持った車で、ボディもシャーシもエンジンもまさに道なき道を走るために作られたものでした。

 

しかし、ランドローバーの売却があわただしかったころに作られた3代目モデルでは、基本となる部分は先代モデルのようなヘビーデューティーなものとなっていたのですが、開発をした段階のオーナーとなっていたBMWによってより一層乗用車化が進み、2代目まで受け継いできたクロスカントリー4WDよりのものではなく、かなり高級乗用車に近いものとなってしまいました。

 

この車は2013年まで作られていたのですが、その後のモデルチェンジによって生み出された4代目モデルでは完全に乗用車となってしまいました。

 

3代目でもかろうじてラダーフレームを持っており、オフロードマシンらしい丈夫なシャーシとなっていたのですが、このモデルからはラダーフレームではなく、乗り心地重視の乗用車に使われるようなモノコックフレームが使われるようになったのです。

 

今流行りの言葉でいえばSUVからクロスオーバーSUVと格下げになった語りになり、オフロード4WDのお手本ではなくなってしまったのです。

 

フラッグシップモデルがこういった状況ではそれ以外のランドローバーが作る車もそういった傾向になるのは目に見えています。

 

今後、オフロードを走る4WDモデルはどの車をお手本にし、どの車を目指していけばよいのでしょうか。

続きを読む≫ 2014/09/05 10:27:05

ジャガーといえばイギリスの名車を作る自動車メーカーでした。

 

1922年に他社が開発した車のボディを乗せ換えた乗用車を販売したことがこの自動車メーカーの起源となるのですが、この自動車メーカーほど国籍がコロコロ変わってしまった企業はありません。

 

これはジャガーだけでなく、ランドローバーも含まれるのですが、ジャガーがイギリスの伝統的な高級乗用車を生み出す自動車メーカーであったのは1988年ごろまでで、それ以降は経営難から海外資本のアメリカの自動車メーカーであるフォードの子会社となってしまったのです。

 

それによって、見た目やイメージは今までのイギリスの高級乗用車というものと全く変わりはないのですが、企業の国籍だけはイギリスからアメリカへと変わりました。

 

しかし、これだけではとどまりません。

 

今度はフォードが経営不振となり、ジャガーとランドローバーをインドの自動車メーカーであるタタモータースへと売却してしまったのです。

 

現在、経済成長が著しく世界で二番目に大きなマーケットを持つインドにとって、これは願ってもないことでした。

 

これによってジャガーやランドローバーはインドの国籍を持つことになりました。

 

過去にインドはイギリスの植民地だったわけで、インドを支配下に置いていたのですが、現在ではジャガーとランドローバーという自動車によって逆にインドに助けられることになったのですから歴史とは面白いものです。

 

ただ、インド車になったからといっていきなりインドらしい車になってしまうわけではなく、ジャガーとしてはイギリスに本拠地を置き、イギリス人の手によって開発・生産が行われているので、特にインドを意識する必要はないでしょう。

続きを読む≫ 2014/08/28 10:43:28

ロールスロイスといえばイギリス生まれの超高級乗用車のことで、金持ちをイメージさせる代名詞としても使われるほど非常に車両価格が高い車でもあります。

 

しかし、車両価格だけ高いというぼったくり車ではなく、その時代のあわせた走行性能なども持っている車なのです。

 

しかし、過去には車を選ぶうえで一番重要なファクターであるエンジンスペックをひた隠しにしてきた時代がありました。

 

これはロールスロイスの一つの主義で、高級車においてエンジンパワーなど動力性能や走行性能を決める情報は必要ないということで新しい車が発売されてもそういった細かいスペックは一切公表されていませんでした。

 

確かに5000万や6000万円というしばらく遊んで暮らせるほどの車両価格を持つ車を買ってしまう人間はそういったことは気にしないのかもしれません。

 

ある自動車関連誌で本当はどれくらいのパワーがあるのか、最新式のパワー計測装置であるシャーシダイナモやダイノパックでロールスロイスのファントムのパワーを測ってみたところ、イタリアのスポーツモデル並みのパワーを発揮していたことがわかりました。

 

出力特性は低中回転型となっていたらしいのですが、マックスパワーはフェラーリにも劣らないものだったらしいです。

 

しかし、ここ最近のロールスロイスは変わってきました。

 

ちゃんとエンジンパワーを公表するようになったのです。

 

これにはロールスロイスがイギリス車ではなく、BMWの子会社となりドイツ車になったことが理由です。

 

ドイツは自動車関連の税額を決めるのにエンジンのパワーによって税額を決める制度があります。

 

それによってロールスロイスは各車両のパワーを公表しなければならなくなったということなのです。

 

ちなみに現行型ファントムのエンジンスペックは、6.8リッターV型12気筒エンジンで460psとなっています。

続きを読む≫ 2014/08/26 13:00:26
参考サイト:プジョー 買取