ロータスならではスポーツモデル論

ロータスならではスポーツモデル論

スポーツモデルといえば、イタリアの車のようにいかにもスポーツカーらしいデザインに大排気量のハイパワーエンジンを搭載するという車をイメージしますが、イギリスに本拠地を置くロータスはもう一つのスポーツモデルの形であるライトウェイトスポーツモデルを作ることによって名声を上げた自動車メーカーです。

 

ロータスは現在、マレーシアのプロトンの子会社となっており、純粋なイギリス車ではありませんが、それでもイギリスのクラフトマンシップを持つイギリス生まれの自動車メーカーとして機能しています。

 

自動車メーカーといっても現在のロータスは基本的な設計や開発、実際の生産などしか行っておらず、自動車の心臓部であるエンジンの開発は行っておりません。

 

主力モデルとなっているエリーゼやエヴォーラ、エキシージにおいてもボディなどはロータスのオリジナルですが、エンジンはトヨタのエンジンや一部ローバーのエンジンが使われています。

 

エヴォーラには、トヨタのアルファードやエスティマなどのミニバンに使われているエンジンが採用されていますし、エリーゼはステーションワゴンであるアベンシスと同じエンジン、エキシージは、過去にカローラやセリカに搭載されたエンジンが搭載されているのです。

 

どれもそのまま使っているわけではなくロータスならではチューニングや過給機を追加するなどを行っているのです。

 

このことからもロータスがエンジンパワーによる走りより軽量ボディによる軽快な走りを重視していることがわかると思います。

 

現にエリーゼSは220psのエンジンにわずか950kgという軽量ボディを持っているため、4.3ps/kgという非常に優れたパワーウェイトレシオを持っている車で、直線でズバッと抜き去るのではなく、コーナーリング中にもたもたしている重量級スポーツモデルをかわしていくような車に仕上げられているのです。

 

高速性能が発揮できない日本においては500psもあるフェラーリよりわずか220psしか持たないロータスの車の方が速く走れますし、運転もしやすいのではないかと思います。